廃棄処分において、4つのシンプルな戦略で感染リスクを減らしましょう

病院、介護施設、または外来施設で感染リスクを低減したいのであれば、使用しているすべての排液回収システムを潜在的な感染源として扱いましょう。

なぜでしょうか? それは、あらゆる飛び跳ねや漏れ、飛沫や空気の汚染が、

  • 深刻な事象だからです。
  • 研修を受けていない/保護具を付けていないスタッフが曝露した場合、危機的状況になる可能性があります。
  • HIVやB型肝炎、C型肝炎などの、危険な血液媒介病原体を拡散させる可能性があるからです。
  • スタッフの欠勤や施設の経済的負担、感染したスタッフの精神的苦痛につながるおそれがあるからです1

病原体物質が廃液容器から保護具を付けていない医療従事者に対して飛び散った場合、危険な感染症を広げるという最悪の事態が発生します。

この記事では、廃液管理製品の適切な選択が、感染リスクを低減し、より適切な感染対策を実現する上でどのように役立つかに焦点を当てていきます。

 

貴施設の排液回収システムが、4つの基本的な必須の原則に沿っているかを確認することにより、感染リスクを低減するのに最適な機能を備えているかを確認できます。

1- 高効率フィルターシステムで感染症を予防する:

ウイルス・バクテリアフィルターは、空気中の汚染物質や、キャニスターからあふれ出た液体の拡散を防ぎます。最新のISO 10079の推奨事項でも、フィルターの使用は、排液格納システムなどの電動吸引器における「吸引ポンプの汚染防止手段」として、義務づけられています。6

2- オーバーフロー/逆流防止機構で排液の侵入を阻止する:

キャニスターから排液が、吸引システムの他の部品内へオーバーフローおよび逆流することは、常に悩みの種になっています。ISOの最新版では、堅固なオーバーフロー防止機能を備えることが求められています。6逆流とオーバーフローの危険性を防止するために、システムに使いやすい遮断機構が備わっているか確認してください。

3- 凝固剤を使用して感染リスクを低減する:

汚染や曝露のリスクを高める液体医療廃棄物の飛び跳ねや漏れ、飛沫化を防ぐ上で凝固剤は非常に有効です。7-8  重要なのは、液体医療廃棄物が凝固すると非感染性になる可能性があるということです。9世界の一部地域では、これによりキャニスターを規制医療廃棄物ではなく非規制廃棄物として廃棄することができます。8医療施設にとっては、医療廃棄物の処分費用を大幅に削減できる可能性があります。8ご自身の施設に適用できるかについては地域のルールをご確認ください。

4- 実証されたディスポーザブル排液回収システムの成功事例を見る:

米国では約80%の病院が、より適切な感染対策のためにディスポーザブル製品に切り替えています。7

ディスポーザブル排液回収バッグを使用している施設でも、曝露を防止するために成功事例に倣うようにしなければなりません。これには、ディスポーザブル製品を常に以下のとおりに廃棄することが含まれています。7

  • キャニスターが満杯になった時、交換された時、または治療が終了した時。
  • 廃棄のために指定された非患者治療エリアにて。
  • 廃棄場所に移す前に適切に密封された容器で。
  • 廃棄スタッフ全員が適切な保護具を着用して。

感染リスクを低減するように設計されたシステムを選びましょう

感染リスクを確実に低減させるための最も効果的な方法のひとつは、医療関連感染症を広めるような曝露事故を防止するのに役立つシステムを選ぶことです。

Medela(メデラ)ディスポーザブル排液回収システムの感染リスク低減機能*:

最新のISO 10079-1: 2015年推奨事項に準拠したウイルス・バクテリアフィルター

  • 99.999%防御。
  • ポンプと環境を守るためのオーバーフロー防止機能および簡易煙フィルター。

信頼性の高いディスポーザブル排液回収バックにより最適化された防護機能

  • 二層構造、耐破裂性が高い1 PA/PEホイル。
  • 逆流と飛び跳ねを防ぐ逆流防止弁。
  • 安全性向上のための一体型バクテリアフィルター。

凝固剤入りライナー(オプション)。

  • 高感染性廃棄物がこぼれるリスクをなくします。
  • 医療廃棄物の処分費用を削減できる可能性があります。

お客様がご自身の施設での感染リスクの低減に関心をお持ちであれば、お近くのMedela(メデラ)担当者がMedela(メデラ)ディスポーザブルコンテナーシステムのメリットについてさらに詳しい情報をお伝えし、またお客様の施設でのデモンストレーションまたはサンプル試用の手配もいたします。

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参考文献

1 Goss, L. Reduce splashes, increase infection prevention. Infection Control Today 2015. Accessed March 19, 2019. Internet: https://www.infectioncontroltoday.com/general-hais/reduce-splashes-increase-infection-prevention

2 Mathias, JM. Safe options for suction canister waste. OR Manager. 2004 April; 20(4). Accessed March 19, 2019. Internet: https://www.ormanager.com/wp-content/uploads/pdfx/002/ORMVol20No4SuctionWaste.pdf

3 World Health Organization. Health-care waste fact sheet. Accessed March 19, 2019. Internet: https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/health-care-waste

4 Doebbeling BN, Vaughn TE, McCoy KD, et al. Percutaneous injury, blood exposure, and adherence to standard precautions: are hospital-based health care providers still at risk? Clin Infect Dis 2003;37(8):1006-13.

5 Key Group Research “Fluid Management & Waste Disposal Survey” June 30, 2017 as quoted by Bean M. Stop the splashes, spills: how hospitals can ensure safe disposal of infectious fluid waste. Becker’s Hospital Review 2018. Accessed March 19, 2019. Internet: https://www.beckershospitalreview.com/quality/stop-the-splashes-spills-how-hospitals-can-ensure-safe-disposal-of-infectious-fluid-waste.html?tmpl=component%E2%80%A6

6 The International Standards Organization. 10079-1:2015. Medical suction equipment – Part 1: electrically powered suctioned equipment.

7 Tydell P, Donaldson J. Control of infections in liquid waste management. Infection Control Today 2001. Accessed March 19, 2019. Internet: https://www.infectioncontroltoday.com/view/control-infections-liquid-waste-management

8 Chun C, Zohdy M. Medical Suction and Fluid Waste Management: Patient and Workplace Safety Considerations for Health Care Organizations. Joint Commission International. 2017. Internet: http://www.jointcommissioninternational.org/assets/3/7/JCI_WP_Med_Suction_and_Fluid_Waste_Mgt_Final_(1).pdf. Accessed March 19, 2019.