ポータブル局所陰圧閉鎖療法機器の大きな可能性

John McKenzieは数ヶ月間、なかなか治らない圧迫損傷の痛みと戦っていました。そこで、Medela(メデラ)のポータブル局所陰圧閉鎖療法(NPWT)機器を装着すると、彼は数週間で回復しました。

John McKenzieが37日間の昏睡から目覚めた時、彼は自身の回復に向けて闘っており、人生の中でも最大級の難題である創傷治癒に直面していることに気付きました。圧迫損傷は深刻な創傷になっており、Johnは5週間、病院とリハビリセンターを行ったり来たりしました。彼はそこで、治る気配がない創傷と共に、激痛と不快感、精神的苦痛と闘いました。最終的に、専任の創傷治癒専門家とポータブル(NPWT)機器Invia Motion™(インビア モーション)のおかげで痛みが和らぎ、楽しい生活に戻ることができました。

John’s wound during recovery

Johnの例

昏睡状態に陥る前、Johnはバイオ医薬研究分野の人事専門家として25年以上働いていました。「私は、他にいい言葉が見つからないのですが、非常に「医学的家族のもとで育ちました」と彼は言います。「父は医薬品の営業担当者で、母と姉は2人とも看護師でした。」 Johnの最初の入院とその後の昏睡は、急性心筋梗塞1、心原性ショック、人工呼吸器由来の呼吸不全および急性腎不全が原因で、ICUにおいて38日間の体外式膜型人工肺(ECMO)療法が必要でした。

Johnの圧迫損傷は中背部にあり、積極的な疼痛管理を行っていたにも関わらず、激痛と不快感を伴いました。

5週間の従来式の創傷治癒は失敗していました。治療法には生理食塩水によるwet-to-moistドレッシング、アルギン酸・吸水性ドレッシング、酵素デブリードマンおよび抗生物質軟膏などがありました。

回復が見られないことに不満を感じたJohnのケアチームは、Medela(メデラ)のInvia Motion(インビア モーション)NPWT機器を使うことにしました。再利用可能ポンプの標準的な機能の全てを患者に提供できるように設計されたこの個人用ポンプは、創傷治癒と活発な日常生活に戻ることを早めるための、費用対効果が高い個別の治療をJohnに提供しました。

創傷治癒における課題と進歩

私の傷はちょうど背中の真ん中にあり、常にポンプを意識してしまうのではないか、音がうるさいのではないかと心配していました」とJohnは言います。

しかし、実際には椅子にもたれた時にしかポンプを感じることはなく、音もとても静かでした。私には音が聞こえませんでした。」

Medela(メデラ)チームが最初にJohnを担当した時、彼は周囲に皮下組織剥離を伴い、中等度から重度の排液があり、肉芽組織が85%でスラフが15%の、5.8cm x 2.1cm x 1.1cmのステージⅣの胸中部圧迫損傷で苦しんでいました。Johnの座っている姿勢や、常に10ポンド(約4.5kg)の除細動器を装着していなければならないことで創傷に外圧がかかり、治癒が妨げられていました。

私の傷はちょうど背中の真ん中にあり、常にポンプを意識してしまうのではないか、音がうるさいのではないかと心配していました」とJohnは言います。「しかし、実際には椅子にもたれた時にしかポンプを感じることはなく、音もとても静かでした。私には音が聞こえませんでした。」

 

Medela(メデラ)NPWT機器で治療を始めると、Johnには大きな進展が見られました。

  • 3週間でJohnの創傷はわずか4.5cm x 2.0cm x 0.3cm(当初から大きく改善)になり、100%の肉芽組織が確認されました。
  • その後の3週間で、創傷は縮小を続け、4.0cm x 1.5cm x 0.02cmになりました。この時点で、NPWTは中止し、銀含有アルギン酸フィルムドレッシングを適用しました。
  • 治療開始から約8週間後、Johnの創傷は完全に閉じました。

ポータブルVAC療法機器の使用を始めることにより、Johnは娘の芸術への夢をサポートすることを含め、生産的でやりがいのある生活に戻り、日常生活動作(ADL)を維持できるようになりました。Invia Motion(インビア モーション)のコンパクトな個人用ポンプデザインと臨床レベルの「スマート」制御が創傷治癒を促進し、チューブの閉塞を防ぎ、快適性を向上させ、Johnの除細動器ベストの影響を軽減しました。

心臓発作が原因で、娘のオペラデビューを見れなくなるのではと恐れていました」とJohnは言います。“Invia Motion(インビア モーション)のおかげで、娘の公演をノイマン大学で見ることができました。私はポンプを持って公演に行きましたが、私の行動が制限されることはまったくありませんでした。すでに約5ヶ月も私に恐ろしい痛みを与えていた創傷に対して、これは驚くべきソリューションでした。」

創傷ケア看護師による影響力のある臨床サポート

Medela(メデラ)の専門家はJohnの自宅にも訪れて、機器が正しく固定されているかを確認しました。

NPWTの使用期間中、Johnは特別な研修を受けたMedela(メデラ)の創傷治療看護師の訪問を受けました。この専門家のチームは常駐スタッフと協力して、自身の状態と回復への道筋についてJohnに教え、機器のアラームに対するトラブルシューティングを指導し、Johnの回復状況をフォローアップしました。このサポートは、退院後に患者と介護者が自ら操作しなければならない機器において、非常に重要になります。

Medela(メデラ)の専門家はJohnの自宅も訪れて、機器が正しく固定されているか、作動しているかを確認して、また彼の創傷の状態もチェックしました。彼らは週に1~2回の頻度で訪問しました。彼らは私に人間らしく話しかけてくれて、私の辛い状況を理解してくれて真の共感を示してくれたので、より前向きな姿勢でこの体験全体を乗り切ることができました」とJohnは言います。

John enjoying Thanksgiving with his family

治療に成功

現在完全に回復したJohnは、局所陰圧閉鎖療法の機器と技術で人生が変わる可能性について、自分の患者としての体験から啓蒙活動を行っています

これまでのキャリアで、私は薬と、薬が人生をより良いものにする上で果たす役割について多くのスピーチを行ってきました」と彼は言います。「今は、医療機器がもつパワーについて自分の経験を紹介しています。自分が回復したことを信じられないほど喜んでいます。。」

Invia Motion(インビア モーション)ポータブル局所陰圧閉鎖療法機器の体験についてまとめてほしいと頼まれると、Johnはシンプルに伝えます。「Medela(メデラ)との経験は奇跡に他なりません。傷を治してくれただけでなく、私を生き返らせてくれました。」 

局所陰圧閉鎖療法

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参考文献

1 Myocardial Infarction, better known as "heart attack".

2 Moisidis, E., Heath, T., Boorer, C., Ho, K. & Deva, A.K. (2004). A prospective, blinded randomized, controlled clinical trial of topical negative pressure use in skin grafting. Plastic and reconstructive surgery, 114(4), p. 917-922.

3 Chen, S. Z., Li, J., Li, X. Y. & Xu, L. S. (2005). Effects of vacuum-assisted closure on wound microcirculation: an experimental study. Asian journal of surgery, 28(3), p. 211-217.

4 Apelqvist, J., Willy, C., Fagerdahl, A. M., Fraccalvieri, M., Malmsjö, M., Piaggesi, A., ... & Vowden, P. (2017). EWMA Document: Negative Pressure Wound Therapy: Overview, Challenges and Perspectives. Journal of wound care, 26(Sup3), p. 1-154.